Webディレクターのみなさま、こんなお悩みありませんか?
- 提案内容に説得力を持たせたいけど、データでの裏付けが弱い…
- 施策の効果をクライアントにどう報告すればいいか、いつも悩む…
- 業界の変化が早すぎて、自分のスキルが追いついていない気がする…
実はこうした悩み、“ウェブ解析”の知識とスキルがあるだけで、一気にラクになりますよ!
今回は、Webディレクター歴10年以上、Web制作やサイト運用を経験している筆者がウェブ解析士 の資格を取るべき理由を3つにまとめてご紹介します。
ウェブ解析士
の資格をとろうか迷っている人の参考になると嬉しいです。
ウェブ解析士って?
まずウェブ解析士について簡単にお伝えします。
ウェブ解析士とは、一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)が認定する、「デジタルマーケティングの基礎と実務スキル」を体系的に学べる民間資格です。
ウェブ解析スキルを身につけ、データを読み取り、正しい判断ができる人、に与えられる資格です。
理由①:データをもとに「成果につながる提案」ができるようになる
では早速、ウェブ解析士の資格をとるべき理由について、ご説明いたします。
Webディレクターの役割は、ただ案件を回すだけではありません。
「どうすればこのサイトがもっと成果を出せるか?」をクライアントと一緒に考え、提案し、改善を導くことが求められます。

たとえば、Googleアナリティクスのデータを読み解き、「なぜこのページの離脱率が高いのか」「どこに改善の余地があるのか」を論理的に説明できれば、「それ、いいね!」と言ってもらえる確率もぐっと上がります。
Before
「問い合わせを増やしたいので、CTAを目立たせましょう」
After
「直帰率が高いCTA直上のエリアを改善すれば、コンバージョン率が2.3%→3.5%に改善できそうです」
とか
Before
「とりあえずSEOやっておきましょう」
After
「検索流入が前月比15%減。特に“〇〇”というキーワードの順位低下が影響しているため、改善しましょう」
数字に基づいた分析ができれば、説得力も再現性も高い提案になりますよ!

ウェブ解析のいいところは全部数値がでるところ。裏付けしやすいです。
理由②:アクセス解析・広告・SNSまで幅広く学べる
「ウェブ解析士」って名前だけ聞くと、アクセス解析だけの資格だと思っていませんか?
あなどるなかれ。実はこの資格、GA4はもちろん、広告運用・SNS分析・Web戦略の立て方まで、かなり広く実務をカバーしています。

学べる内容は、想像以上に“実践的”
ウェブ解析士のテキストや講座で扱うテーマの一例がこちら
- Googleアナリティクス(GA4)の基本操作とKPI設計
- Web広告(リスティング・SNS広告)の効果測定
- ソーシャルメディアの投稿分析と改善
- タグマネジメント(GTM)の設定とトラブル対策
- ユーザー行動の可視化(ヒートマップ・離脱分析)
- カスタマージャーニーに基づくサイト改善提案
いずれも現場でそのまま使える知識ばかりです。

試験対策の公式テキストがそのまま実務の教科書になってます
学びの例:こんな人に特におすすめ
- 広告運用を外注しているけど成果が読めない人
→ CPAやCTR、ROASなどの数字を正しく読み取れるように - SNS運用をディレクションしている人
→ 投稿別の成果や改善点を具体的にフィードバックできる - 「アクセス解析しかできない」から抜け出したい人
→ マーケ全体の視点が身につく
ウェブ解析士は「データを読む力」を中心にしながら、デジタルマーケティング全体を横断的に学べる資格です。
これからのWebディレクターに求められる知識を、効率よく手に入れることができます。
理由③:資格が武器になるからキャリアにも信頼にも◎
回りくどく書きましたが、簡単にいうと転職に役立ちます。
名刺やプロフィールに「ウェブ解析士」と書けるだけで、次のような印象を与えられます。
- データに強く、マーケティングを理解している
- 根拠ある提案ができそう
- 一緒に成果を出してくれそう
みなさんが「ウェブ解析士」と書かれた名刺をもらった時に思う感想がこんな感じじゃないでしょうか。
筆者も転職活動しているとき、「ウェブ解析士」の肩書きがあることで、評価してもらえました。

相手がウェブ解析士について、詳しく知らなくても「お!」ってなります
資格を取って終わりじゃないよ
ちなみに、ウェブ解析士は、資格をとったから終わりではなくて、その後も学びや成長の機会が用意されています。
他にも、協会主催のセミナーやイベントが定期的に開催されているので、学び続ける機会はたくさんあります。
いっぱい資格をとったほうがいいの?
筆者自身は「ウェブ解析士」の資格のみ取得していますが、日々のディレクション業務に十分役立っていると感じています。
「今後もっと深い提案が求められる場面が増えたら、ウェブ解析士マスターも検討しようかな」くらいのスタンスです。
資格はあくまで“学びの入り口”や“キャリアの後押し”のためのもので、最終的には、現場で実務を重ねながら経験を積んでいくことが大切だと思っています。
資格取得に時間をかけすぎて、本来の目的を見失ってしまっては本末転倒。
ゴールは、資格を取ることではなく、企業やクライアントのWebサイトを良くすることです。
まとめ
迷っているなら、まず“学んでみる”ところから始めよう
いかがでしたか。ウェブ解析士の資格をとるべき理由を3つご紹介しました。
「現場で使える資格がほしい」
「名前だけじゃない、実力としてアピールできるものがほしい」
そう思っている人におすすめの資格だと思います。
筆者自身も資格をとってから
- クライアントへの提案に説得力が出た
- 分析から改善まで、自分で考えて回せるようになった
と実感しています。
ウェブ解析士に興味がある方は、まずはテキストを読んでみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
